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「ゴルフに温泉に素晴らしい地域」長崎ーソウル定期路線の再開 インバウント客増加へ期待《長崎》

2024年10月29日 18:55
「ゴルフに温泉に素晴らしい地域」長崎ーソウル定期路線の再開 インバウント客増加へ期待《長崎》

長崎と韓国・ソウルを結ぶ定期航空路線が27日、5年半ぶりに再開されました。

去年の上海線に続く定期路線の再開で、インバウンド客や海外旅行に向かう利用客の増加が期待されています。

海越えのコースが人気の 長崎市琴海戸根町のゴルフ場。

平日から多くの人がラウンドを楽しんでいます。

(韓国からのゴルフ客)
「先輩たちと一緒に来ているが、本当にいいゴルフ場だと思う」

29日午後、ラウンドしていた女性客は…

(韓国からのゴルフ客)
「韓国から来る時に飛行機だと距離も短くて、とても楽」

27日に再開した、長崎とソウルを結ぶ航空便で来日していました。

このゴルフ場では、利用客の約4割が韓国からだそうです。

(全 栽弼 総支配人)
「冬になるとグリーンが凍って向こうでゴルフができないので、長崎に来て ゴルフを楽しむ人が増えている」

去年、県内で宿泊した外国人35万人あまりのうち、最も多いのが「韓国」からの訪問客で約9万6600人。

新型コロナウイルスが収束し、インバウンドのさらなる増加が期待される中、27日に長崎ーソウルを結ぶ定期航空路線が再開しました。

(大韓航空 李 碩雨 日本地域本部長)
「文化や歴史があり、韓国人が好きなゴルフがあり、温泉があり、素晴らしい地域だ」

5年半ぶりに “復活” した、韓国との定期路線。

長崎空港発着の国際線は、去年 再開した中国東方航空の上海線と合わせて、2路線となります。

県は SNSなどを使った情報発信で、海外の観光客を誘致するとともに、新たな路線拡大を目指しています。

(県国際観光振興室 松尾 幸治課長補佐)
「佐世保のハウステンボスを中心として、雲仙の温泉、食は県内21市町で特徴があるので、長崎市に限らず、いろんなところを回ってもらうような形になれば。東アジアや東南アジアを含め、市場のニーズを見据えながら、これからも取り組みを進めていきたい」

さらにソウル便で期待が高まるのが、ハブ空港・仁川空港の存在。

海外へ向かう旅行客の長崎空港の利用です。

(県国際観光振興室 松尾 幸治課長補佐)
「今までは福岡から海外に行く客、羽田空港を活用する客が多かったと思うが、仁川国際空港がハブ空港なので、韓国だけでなく 例えばアメリカに行くなど、ハブ空港の機能を活用して長崎の方々にもどんどん海外旅行を進めていきたい」

定期航路の再開に期待を寄せる観光業界。

長崎市のゴルフ場では、空港から直接来ることができるチャーター船で利便性を高め、長崎ーソウル線の利用促進に努めたいとしています。

(全 栽弼 総支配人)
「長崎直行便ができたニュースを伝えて『待ちました、行けます』という話があったので、これから冬に、そういう人が増えてくるのではないかと思う」

長崎ーソウル線は週4日、1日1往復で運航されます。

最終更新日:2024年10月29日 18:55