ランタン吹き飛びオブジェ倒れる 九州北部地方「春一番」で長崎市の最大瞬間風速20.3m《長崎》
大気の状態が非常に不安定となった県内。福岡管区気象台は九州北部地方で「春一番が吹いた」と発表しました。
長崎市内では、午前中を中心に、強風に加えて強い雨も。
開催中の長崎ランタンフェスティバル会場でも被害が出ました。
(小林 勇大アナウンサー)
「ランタンフェスティバルの会場では、展示されていたオブジェが風の影響でしょうか。倒れています。また、街を彩っているランタンの中には、外れているものもあります」
長崎ランタンフェスティバルの実行委員会によりますと、複数の会場で、オブジェが倒れたりランタンが落ちる被害が確認されたということです。
(東京から観光)
「(悪天候で)行程や順番を変えたりした。今朝すごかったから。ちょっと(ランタンが)かわいそうな感じ」
(大阪から観光)
「風とかで多少残念ではあるが、それでも中々こんな数の(ランタンを)見ることがないのできれい。来てよかった」
福岡管区気象台は19日、県内を含む九州北部地方で「春一番が吹いた」と発表しました。
長崎市南山手町では、正午過ぎ、最大瞬間風速20.3メートルを観測しています。
この雨と風の影響で最大、市内の約1590戸が停電したということです。
気象台は、県内は、壱岐・対馬を除いて激しい突風のおそれはなくなったとしていますが、夜の初めごろまでは高い波に注意するよう呼び掛けています。