多機能な新型護衛艦「あがの」引渡式 コンパクト化で従来の人員半数での運用可能に《長崎》
三菱重工業長崎造船所で建造されている海上自衛隊の護衛艦10隻のうち、5隻目となる「あがの」(もがみ型6番艦)が防衛省に引き渡されました。
防衛省に引き渡されたのは、海上自衛隊の護衛艦「あがの」です。
「もがみ型」と呼ばれる最新の護衛艦で、全長は133メートル、排水量は3900トン。
従来の護衛艦に比べてコンパクト化し、約半数の人員にあたる90人ほどで操縦することが可能です。
また、機雷の探知・排除機能や無人潜水艇を装備し、機能性が向上しています。
(防衛省 酒井 良 海上幕僚長)
「我が国を取り巻く安全保障環境は、これまでにない速度で厳しさを増しており、四方を海に囲まれている我が国の防衛において、多様な任務への活用が可能となった最新鋭護衛艦の6番艦として期待は極めて大きい」
「あがの」は20日に長崎を出港し、京都府の舞鶴基地 第14護衛隊所属となります。
防衛省は「もがみ型」の護衛艦を全部で12隻建造する方針で、長崎ではこれまでに「あがの」を含む5隻が引き渡され、現在 5隻が建造中だということです。