県内初の「コンテナホテル」大村市に誕生 通常はビジネスホテル 災害時は出動し生活支援に《長崎》
大村市に県内初のコンテナホテルが完成しました。
動く「レスキューホテル」で、災害にも備える施設。30日のオープンを前に取材しました。
黒を基調としたスタイリッシュなデザインのコンテナが並びます。
今月30日大村市にオープンする「HOTEL R9 The Yard 大村」。
輸送できる倉庫=「コンテナ」の中を宿泊施設として改装した、県内初の「コンテナホテル」です。
(冷川小粹アナウンサー)
「コンテナの中とは思えないほどの広々とした空間。壁やカーテンはベージュで統一されているので落ち着いた印象。大きなダブルベッドで、災害時でも安心して休めそう」
普段はビジネスホテルとして営業しますが、トラックでけん引すれば簡単に動かせるという特徴を生かし、災害時の出動にも備えます。
2011年の東日本大震災をきっかけに、避難所生活でのプライバシー確保や仮設住宅完成までの生活支援につなげようと、千葉県の建築用コンテナメーカーが2018年に運営を開始。
現在、全国に84店舗を展開しています。
(インタデベロップ 広報担当 麻生川佳奈さん)
「長崎県では初めての出店。何かあった際は大村市だけではなく、県全域に出動することができる」
来月には、災害時の連携強化に向け、大村市と協定を結ぶ予定だということです。
(インタデベロップ 広報担当 麻生川佳奈さん)
「長崎空港からも近く新大村駅、大村インターからも車で10分ほどの場所に位置している。飛行機、車、新幹線でくる人にも快適に過ごしてもらえる」
ホテルは今月21日の午後3時から、インターネットと電話で予約受付を始めるということです。