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5年ぶりに開催されたのは“刑務所”で運動会 窃盗や覚せい剤など刑期が10年未満の受刑者たちが参加 感謝の気持ちを身に着け再犯防止につなげるために 島根県松江市

2024年10月12日 7:11
5年ぶりに開催されたのは“刑務所”で運動会 窃盗や覚せい剤など刑期が10年未満の受刑者たちが参加 感謝の気持ちを身に着け再犯防止につなげるために 島根県松江市

日中の気温も落ち着き、スポーツの秋を楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。島根県松江市内のある施設で、運動会が行われました。

さわやかな秋晴れの下、走っているのは、服役中の受刑者たち。10月11日、松江市内の刑務所で運動会が行われました。収容されているのは、窃盗や覚せい剤など刑期が10年未満の受刑者たちです。

松江刑務所首席矯正処遇官 大嶋幸宏
受刑者
「われわれ、学生のころこういう行事に参加してないっていう受刑者が多いと思うんですけど、それを今楽しんでるという形ですね」

近年の犯罪者の減少を受けて10年前、1000人以上が収容されていた松江刑務所も今は、250人ほどに減少。1日かけて行われていた運動会も午前中のみの開催に短縮されました。

受刑者
「これを1つの区切りとして来年の運動会が目標にもなりますし、みんなのモチベーションになっていると思います」

受刑者たちのしょく罪と更生に向き合っている刑務所。松江刑務所は、こうしたイベントを通して感謝の気持ちを身に着け、再犯防止につなげて欲しいとしています。