ターゲットは富裕層 水木しげるロード添いに新スタイルの宿泊施設"スモールラグジュアリー旅館"が誕生 「滞在型の観光地として一歩前に進んだ」 鳥取県境港市
妖怪のまちに新スタイルの旅館が誕生です。鳥取県境港市の水木しげるロード沿いに高級志向の新たな旅館が完成し、11月12日に式典が行われました。
年間150万人以上の観光客が訪れる境港市の水木しげるロード。その玄関口に誕生したのは、”スモールラグジュアリー旅館”という新しいスタイルの宿泊施設「皆玉邸 恵」です。地元の観光関係者らが出席し、12日、開業を祝う完成式が開かれました。
この旅館は、それぞれ違うコンセプトで作られた独立した4棟の客室が中心。高級感のある客室には、ヒノキや石などでつくられたさまざまな露天風呂があり、皆生温泉から運ばれた湯でゆっくりと過ごすことができます。海外からの観光客などに日本文化を体験してもらおうと茶室やサウナ、ミニバーなどを備えた客室も。まさにぜいたくな空間でラグジュアリーなひとときを満喫できます。
この旅館の主なターゲットは富裕層。鉄板を使ったフランス料理なども提供され宿泊料金は1泊2食付きで1人、7万5000円からとなっています。
インバウンド客が年々増える中で、宿泊施設の不足が指摘されてきた境港市にとって、新たなコンセプトの旅館の誕生は滞在型の観光地づくりにつながると期待も高まります。
皆玉邸 恵 杉本真吾 代表
「(インバウンドで)欧米人を含めて外国の方々のお客さんの満足度をしっかり高めていきたい。期待値は非常に高いと思います。その期待に沿えるサービスを提供していきたい」
境港市 伊達憲太郎 市長
「境港にとっては、本当に滞在型の観光地として一歩前に進んだかなというふうに思っています」
境港市の水木しげるロード沿いに完成したスモールラグジュアリー旅館「皆玉邸恵」は、11月15日に営業が始まるということです。