岡山市に本社がある製菓会社が鳥取県米子市に菓子工場を新設することになり、11月29日に協定調印式が行われました。

鳥取県米子市内に2拠点目となる新たな工場を設置するのは、岡山市に本社がある菓子製造販売会社「源吉兆庵」です。調印式では、源吉兆庵に合わせて6億円の補助を予定している鳥取県と米子市の間で協定書の調印が交わされました。

新工場は、大山の麓にある米子自動車道のインターチェンジ近くの産業用地に総事業費28億円かけて建設する計画で、2026年春の稼働を目指すとしています。新工場では、鳥取県産の牛乳を原料とした果実入りヨーグルトなどの乳製品や季節の和洋菓子の生産体制を強化する予定です。稼働する2026年には生産額20億円、従業員も地元を中心に70人程の雇用を計画しています。

源吉兆庵　岡田憲明社長
「大山の環境を使ったお菓子で、やはり米子から生産していきますから、これまでにない商品をつくっていきたいと思っています」

源吉兆庵は、見学可能なテーマパーク型の新工場に風車のある広場や菓子の直売所、カフェなども併設する予定です。