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「迷惑をかけられないと衝動的に火をつけた」 自殺目的で自宅に放火した罪 無職の女の初公判 「間違いありません」と起訴内容認める 島根県江津市

2024年9月10日 5:58
「迷惑をかけられないと衝動的に火をつけた」 自殺目的で自宅に放火した罪 無職の女の初公判 「間違いありません」と起訴内容認める 島根県江津市

去年7月、島根県江津市の自宅に放火した罪に問われている女の初公判が開かれ、起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと、島根県江津市の無職の女は去年7月、自殺しようと考え、火をつけた新聞紙などを自宅のごみ箱に入れ、夫と一緒に住んでいた自宅1棟を全焼させた罪に問われています。

9月9日の初公判で女は「間違いありません」と起訴内容を認めました。冒頭陳述で検察側は「被告は通常の社会生活を送る能力があり、精神障害の影響は乏しい。周囲を巻き込む身勝手な犯行」と指摘。一方、弁護側は「被告は20年以上、躁(そう)うつに苦しみ行動がコントロールできなかった。不倫や浪費が家族にばれて注意を受けたこともあり、これ以上、迷惑をかけられないと衝動的に火をつけた」などと述べ、寛大な判決を求めました。

判決は9月13日に言い渡される予定です。