「もうくたくたです…」また大雪予想に市民うんざり 雪の重みで集会所が変わり果てた姿に「不幸中の幸いというか本当に助かった」」 豪雪続く青森県
★青森放送 葛西将央記者
「青森市ではけさから再び雪が降りこちらの信号は雪が吹き付け見えづらくなっています」
県内は上空5000メートルにマイナス39度以下の強い寒気が流れ込んでいます。
午後6時現在の積雪は青森市で102センチ、平川市碇ヶ関で88センチ、五所川原市で83センチなどとなっています。
再び積雪が1メートルを超えた青森市では…。
★青森市民
「いったん落ち着いたかなと思ったときに降り始めたのでまたかと思いますけど みんなそうですけどやるしかないと思って雪かきやっていました」
駐車場の入り口を雪かきするのはマンションの管理をする男性です。
★青森市民
「流雪溝反対側にありまして、そちらのほうまでこのスノーダンプで運ぶのですが雪の降り方にもよりますが、40回から50回」
「もうくたくたです でもやるしかないので…」
気象台によりますと今夜始めからあす明け方にかけて津軽と三八上北で大雪となるところがある見込みです。
あす午後6時までに予想される降る雪の量は平地の多いところで40センチ、山沿いでは50センチなどとなっています。
雪雲が停滞した場合は警報級の大雪となる可能性があり、交通障害などに警戒を呼びかけています。
集会所が雪の重みで倒壊
★東新町町会 千葉健一 町会長
「こんな感じで向こうが全然無くなっちゃったので危ない」
雪に潰されて建物の原型はありません。
被害を受けたのは黒石市東新町の集会所です。
今月11日の午前5時すぎに屋根が雪の重みで崩れ落ち、築およそ100年の2階建ての建物が変わり果てた姿になっていました。
24年前に増築した一部が残っていますが、雪やがれきが戸を圧迫していて危険な状態です。
崩れる2日前には会合で10人が利用していました。
戸が閉まりにくくなっているので雪を下ろそうとしていた矢先だったと言います。
★東新町町会 千葉健一 町会長
「(屋根の崩落が)人がいない時というのが全く不幸中の幸いというか本当に助かった」
「ねぷた関係のものがいっちゃった 柱(土台)とか置いてあるんだけど、たぶん業者が言うにはもう折れてしまっているんじゃないかと使い物にならないんじゃないかという感じで」
町会では早急に解体するため業者との打ち合わせを進めているということです。