×

愛媛の技術をインドに売り込め!巨大市場に勝負をかけるものづくり企業

2025年2月25日 8:04
愛媛の技術をインドに売り込め!巨大市場に勝負をかけるものづくり企業

愛媛県の経済ミッション団が乗り込んだのはインド・チェンナイ。 販路拡大を狙い巨大市場に勝負をかける東予のモノづくり企業に密着しました。

愛媛県西条市の精密機械加工会社「フラスコ」です。社長を務めるのは藤原弘一さん(64)。

藤原社長:
「こちらがミーリングを行う作業場。物を固定してツール(ドリル)で穴を空けたり削ったりする」

強みとするのが鉄や金属、レアメタルなど200種類を超える材質を100分の1ミリの精度で削る、その技術力です。

MRIやCTなどの医療機器に使われる部品をはじめ、半導体を製造する装置、そしてロケットの部品まで手掛け、製品は中国や韓国などにも。

藤原社長:
「何がバイブルかというと、お客さんからもらった仕様書の図面にいかに忠実に(つくるか)。受けたものを『できない』って 返したことは一件もない」

1992年、父のあとを継いで二代目の社長に。8年前には、インドに工場を新設するも程なくして、世界が新型コロナに襲われ現地の事業は休止状態に。そしてアフターコロナでモディ政権のもと、急成長を遂げるインド経済の波に乗ろうと、藤原社長は現地で行われる商談会に参加することを決めました。

藤原社長:
「インドの会社をビジネスマッチングを契機に持ち上げていくかというのが一番の狙いですね」

世界レベルの品質を武器に、14億人の超巨大市場へ。

県内12社が現地でのビジネス商談会へ

日本からおよそ6000キロ、南アジアに位置するインド共和国。南インド最大の経済規模を誇るタミルナドゥ州の州都・チェンナイに中村知事をトップとした愛媛の企業や商工会の代表者など総勢80人を超える経済交流ミッション団が到着しました。

中村知事:
「去年初めて道筋の開拓を狙いにしてこのタミルナドゥ州と協定を結ばせていただいたんで、(今年は)芽が出てくる段階に入ってきたのかなと」

チェンナイ市内のホテルでは会場設営が進められていました。行われるのは、現地企業との連携、そして販路開拓を狙う「ビジネス商談会」です。

    一緒に見られているニュース
    おすすめ