離島から鮮魚をドローンがお届け!物流の課題解決へ伊予銀が実証実験【愛媛】
島の上空を飛ぶドローンで海の幸を運びます。きょう今治市で、ドローンを使った配送の実証実験が行われました。
今治市大島の港で行われたドローンを使った実証実験。
今回ドローンで運ぶのは…
蛭子丸 大神洋輔さん:
「きょうは東京のお寿司屋さんに鯛が2匹とコウイカ3匹です」
今治沖で獲れた3.6キロのタイなど、けさ締めたばかりの鮮魚です。
この実証実験は、物資や人の移動手段が限られる離島などの物流の課題を解決しようと、伊予銀行が国の補助事業で行っています。
鮮魚は、今治市の島しょ部から市内中心部までのおよそ7キロをドローンで運ばれ、その後バスや飛行機などを使って、きょうの夕方、東京に到着する予定だということです。
大神さん:
「運送会社によってきょう送った魚が、あさって東京に届く。今までなかなか地元でないと食べられなかったモノが東京でも食べられるようになる」
伊予銀行は、定時性や速達性、また環境に配慮した輸送手段としてドローンの活用の幅を広げたいとしています。
伊予銀行 五十嵐修参与:
「物流でドローンを使うことは夢物語ではない。将来的には有人地帯市民の皆様の上を飛べることになれば、もっと多くの需要がつみとれると思う」
伊予銀行は今後、事業化に向けて風の影響などを受けずに海上での配送ができるかなどを検証し、来年の実用化を目指します。