松山市の土砂崩れで被災世帯へ見舞金を給付 新たな補正予算案発表
愛媛県松山市で先月12日に発生した土砂災害。市が被害を受けた世帯へ追加で見舞金を給付することなどを盛り込んだ新たな補正予算案を発表しました。
先月12日に松山市・緑町で発生した土砂災害では、親子3人が亡くなり、少なくとも60世帯が被災しました。
きょう松山市が示した補正予算案には新たに、被害を受けた世帯への見舞金として700万円、崩落現場の応急復旧工事費や本復旧工事の測量と設計費などに2億3100万円のあわせて2億3800万円が計上されています。
野志市長:
「市が所有をしております、また管理している土地が崩れた被害で、当面の生活のご不便への見舞金で一定の額を上乗せするとともに、給付の範囲を広げます。できる限りの支援をしたいという思いでございます」
被災者への見舞い金は、7月15日時点で警戒レベル5「緊急安全確保」が発令された108世帯が対象で、住宅が「全壊」した3世帯に20万円、「半壊」した2世帯に14万円、「準半壊」または「一部損壊」した世帯に7万円、長期的な断水などの被害を受けた世帯に5万円を給付する方針です。
これらの補正予算案は、今月9日に開催される松山市議会の臨時会で審議されます。