マダニ媒介のSFTSに感染 60代男性が死亡 草むらなどに入る際は長袖・長ズボン着用を
愛媛県はマダニによる重傷熱性血小板減少症候群、SFTSにより、宇和島保健所管内在住の60代の男性が亡くなったと発表しました。
SFTSによる死亡が確認されたのは、県内では今年初めてです。亡くなったのは宇和島保健所管内在住の60歳代の男性です。
県によりますとこの男性は先月下旬、発熱や頭痛などの症状で病院を受診。その後の検査でマダニに咬まれたことにより起こる感染症「重症熱性血小板減少症候群」SFTSと診断され、今月亡くなったということです。
SFTSは、マダニに咬まれた後、6日から2週間で発症する感染症で、2013年3月以降県内では46人の感染が確認され、このうち13人が死亡しています。
県はマダニの活動が活発になる春から秋にかけて患者が増加する傾向にあることから、草むらなどに入る際は長袖・長ズボンなどを着用しマダニに咬まれないよう対策するほか、感染の不安がある場合は各保健所の相談窓口に連絡するよう呼びかけています。