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透析治療中に患者死亡 坂出市立病院 市は医療ミスと認める

2025年2月20日 16:33
透析治療中に患者死亡 坂出市立病院 市は医療ミスと認める

 坂出市立病院で一昨年(2023年)6月、入院患者が透析治療中に死亡する事故があり、市は医療ミスと認めた上で、損害賠償を支払うことで遺族との示談が成立したと発表しました。

 死亡したのは、坂出市立病院に新型コロナによる肺炎で入院していた患者です。

 会見によりますと一昨年6月、男性内科医が透析治療のため、長さおよそ15センチのカテーテルを首の静脈に挿入する際、誤って血管の外で固定し治療を開始。その結果、患者は右の肺に血がたまり、転院先の病院でおよそ7時間後に死亡が確認されました。

 死亡した患者は普段別の病院で腎不全による透析治療を受けていて、前日に入院した坂出市立病院での透析治療は初めてでした。市はカテーテルの位置の確認が不十分だったと医療ミスを認め、損害賠償を支払うことで遺族と示談が成立したとしています。坂出市立病院は再発防止策を徹底し、より安全な医療の提供に努めるとしています。

最終更新日:2025年2月20日 16:33