道路陥没事故受け…岡山県独自に下水道管の緊急点検
先月埼玉県で起きた道路の陥没事故を受け、岡山県はきょうから県の管理する下水道管の緊急点検を
独自に始めました。
幹線道路沿いなど損傷時のリスクが大きい地点を重点的に調べる予定です。
緊急点検が始まったのは玉野市の児島湖流域下水道です。
県から委託を受けた調査会社が組み立てているのは自走式のカメラ。マンホールから8メートル下の
下水道管に入れ腐食や破損がないかなどを調べていきました。
先月28日に埼玉県八潮市で起きた道路の陥没事故は下水道管の破損が原因とみられています。
岡山市や倉敷市など3市1町にまたがる児島湖流域下水道の総延長はおよそ20キロ。
これまでの5年に1度の点検で大きな異常は見つかっていません。
しかし国道を横断していたり口径が2メートル以上で損傷時のリスクが大きい11テン5キロの区間を
今月中に調べることにしています。
生活インフラでもある下水道。
岡山県によりますときょうまでに津山市や笠岡市など9つの市と町が自主点検を行う方針を示し
すでに実施しているところもあるということです。