札幌・チカホで“ロボット警備”の実証実験…時代は変わった!?青柳記者が腹痛を起こすと…
札幌市ではロボットを使った警備対策の実証実験が行われました。
キーワードは「人手不足の解消」です。
(青柳記者)「通勤時間帯の地下歩行空間です。大勢の人の中を何かがゆっくりと動いています」
札幌市の地下歩行空間に突如現れた白いロボット。
人混みをよけながら進んでいますが、いったい、その正体とはー。
(ロボット)「歩きスマホは大変危険です。通行の妨げになら場所に移動し、立ち止まって操作しましょう」
これは、東京のロボット開発会社が始めた実証実験で、ロボットが「歩きスマホ」への注意を呼びかけます。
警備員の人手不足解消などが目的で、2024年11月末からきのう(12月8日)までの2週間、チカホのおよそ540メートルを1日10回、巡回しました。
「最初は何かなと思って近くに来てみましたが、時代は変わったなと思いました」
「ロボットで配膳するところを見かけたりするので、人材不足という面では楽になっているのかなと思います」
ロボットは前後左右にカメラを4つ搭載していて 頭部のセンサーで周囲の状況を把握。
最高速度は時速およそ1・4キロと、安全にも配慮されています。
ほかにもこんな機能がー。
(青柳記者)「おなか痛い」
記者がロボットの近くでうずくまるとー。
(ロボット)「倒れている人を検知しました」
ロボットが急病人を検知してすぐさま、映像と場所が警備室へと送られます。
事件や事故が発生した際も警備員が素早くかけつけることができます。
(チュウケイ 小山 裕祐さん)「わたしたち現場の警備員の人材不足が現場レベルで顕著になっていることを肌で感じている。ロボットと一緒にチカホの安全を守っていければなと思っています」
各業界で人手不足が嘆かれるなか、 ますます活躍が期待されるロボット。
わたしたちの生活に身近な存在になりつつあります。
(ロボット)「STVをご覧のみなさん。よろしくお願いします」