大手法律事務所も進出 「ラピダス」効果に期待 次世代半導体工場 北海道千歳市に事務所開設
次世代半導体の量産化を目指すラピダスが、北海道千歳市に拠点となる事務所を開設しました。
道内経済の起爆剤として期待されるなか、その波及効果はすでに広がりを見せています。
(青柳記者)「大雪で見通しがききづらいですが、最先端の工場の建設は着々と進んでいます」
巨大なクレーンが立ち並び、着々と建設が進むラピダスの次世代半導体工場。
工事の進捗率は現在15パーセントまで進みました。
2027年の本格稼働を目指すラピダス。
世界初となる回路線幅2ナノメートルの最先端半導体の量産化を担います。
22日に開かれたのは、ラピダス千歳事務所のオープニングセレモニー。
今後は地元企業との調整や人材採用などの拠点となります。
(ラピダス 小池淳義社長)「地元に根付いた活動で、この地から世界に発信できる。北海道・日本を本当に力強く元気のあるものにしていきたい」
期待されるのが道内経済への波及効果。
去年10月、ラピダスに関連する企業との取引を想定して、東京の大手法律事務所が札幌に進出しました。
(森・濱田松本法律事務所 立石光宏弁護士)「2027年の量産化を目指して動いているということですが、ラピダスの効果を見込んだ周りの企業の動きというのがまず活発化してくる。そういった際の取引に関して、我々が持っているノウハウというものを提供できればと強く思っています」
千歳市を拠点に本格化するラピダスの最先端半導体工場。
来年には試作ラインが稼働予定で2027年に量産開始を目指しています。