「頑張ってね」が気持ちの支え パラ競泳の小野智華子選手がパリ・パラ五輪代表内定 北海道出身
開幕まで半年を切ったパリパラリンピックですが、両目が見えない北海道帯広出身のパラ競泳選手・小野智華子さんが出場内定を掴みました。
9日に静岡県富士市で行われたパリパラリンピックの競泳日本代表選考会に、帯広市出身の小野智華子選手(29)が出場しました。
低体重で生まれ、生まれて間もなく未熟児網膜症という病気で両目の視力を失った小野選手は、得意の100メートル背泳ぎで前半からスピードに乗り、6年ぶりに自己ベストを更新。
パラリンピックの派遣記録を突破し、パリ大会の内定を獲得しました。
(小野智華子選手)「北海道で日ごろからタッピングや泳ぎの指導をして下さっている方とか、プールで毎日会うお客さんたちに、頑張ってねとかレース見てたよという風に言っていただけて、そういうことが気持ちの支えになってこれまで続けてこられたのかなって思います」
小野選手は4大会連続の出場で、今後も帯広を拠点に調整を続けるということです。