【衆院選】大分1区 自民党・新人 衛藤博昭氏は小選挙区での落選が確実に 比例復活に望みつなげる
27日、投票と開票が行われた衆議院議員選挙。NNNなどが行った出口調査やTOSの取材の結果、大分1区は、無所属・前職の吉良州司氏が7回目の当選を確実としています。
一方、吉良氏の当選確実の一報を受け、自民党の新人で参議院議員の衛藤晟一氏の息子、衛藤博昭氏は27日午後8時すぎ、大分市で支援者たちを前に次のように述べました。
◆大分1区で落選確実・衛藤博昭氏
「力不足を心よりお詫び申し上げる。厳しい逆風の中での選挙になったが、多くの皆さんのおかげでここまで進んでくることができた。ひとえに私の力不足、大変申し訳ない。しっかりとこの結果を受け止め、また前を向いていきたい」
また、父親の晟一氏は次のように話していました。
◆博昭氏の父・参議院議員 衛藤晟一氏
「自民党は残念ながら裏金問題、不記載問題はちゃんと処理することができなかった。そういう意味では現職である私どもは大きな責任を感じている。私は博昭が立候補するからには来年で引退させてもらおうと決意した。思いを博昭に託して頑張っていきたい」
衛藤博昭氏は会社員を経て、県議会議員を2期8年務めました。今回の選挙戦では自民党の公認候補として出馬。公明党の推薦も受け、与党一体で議席奪還を目指していました。
しかし、連合大分を中心に立憲、国民、社民それぞれの県連がそれぞれバックアップし、政治家の世襲反対などを訴えてきた吉良氏に及ばず、小選挙区での落選が確実となりました。
衛藤氏は比例復活に望みをつなげます。