女子生徒の胸揉む‥高校教師に求刑2年6か月 被告側「不同意わいせつに該当しない」大分
大分県内の高校で女子生徒あわせて2人に、同意なくわいせつな行為をしたとされる元教師の裁判が行われ、検察は懲役2年6か月を求刑しました。
不同意わいせつの罪に問われているのは、県立高校の元教師黒枝勇次被告54歳です。
起訴状などによりますと、黒枝被告はおととし10月と11月、当時勤務していた高校で1対1の面接練習をした際、女子生徒あわせて2人の胸を服の上から揉むなどした罪に問われています。
26日、大分地裁で開かれた裁判で、検察側は「高校教師による言語道断の犯行で被害者の精神的苦痛も大きい。身勝手な性欲の赴くまま犯行に及び真摯な反省も見られない」などとして黒枝被告に懲役2年6か月を求刑しました。
一方、弁護側は「体を触ったことは認めるが不同意わいせつ罪に該当するものではない」などと主張。そのうえで適用された場合は執行猶予付きの判決を求めました。
判決は3月26日に言い渡されます。