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【過去最も遅く】岩洞湖氷上ワカサギ釣り解禁 待望の釣りファン歓声

2025年2月6日 18:35
【過去最も遅く】岩洞湖氷上ワカサギ釣り解禁 待望の釣りファン歓声

 岩手県盛岡市薮川の岩洞湖で6日、氷上ワカサギ釣りが解禁しました。記録が残る中で最も遅い解禁となりましたが、うきうきした気持ちを抑えられず、前日から車中泊をしてまで釣りを楽しむ人もいました。

記者「こちらは夜明け前の岩洞湖です。氷上にはいくつものテントに明かりが灯っています。今シーズンのワカサギ釣りもようやく解禁です」

穴をあける

 厚い氷に穴をあけ、釣り糸を垂らすと…

夫婦「こんな感じです」「おお~」「あちこちで結構笑い声が聞こえたりして楽しくやってます」

 5日まで静寂に包まれていた湖の上に笑い声が響きました。皆、この日を待ちわびていました。

滝沢市から来た人
「駐車場にはきのうの11時に着きました」記者「きのう?」
「はい、うきうきしすぎて眠れなくて来ちゃいました」

 先週まであたたかったことから、氷が解禁の基準となる15センチ以上になるまで時間がかかり、ことしは記録が残る1998年以降もっとも遅い解禁になりました。

 ワカサギ釣り歴20年のこちらの夫婦。

妻「(釣れ具合は)いやぁ…まぁまぁだよね?」

 とは言ったものの、さすがそこはベテラン釣り師。次々にワカサギを釣りあげていきます。

 慣れた手つきで竿をトントンと揺らすこちらの男性。たくさん釣ったワカサギを天ぷらにしてビールのお供にするつもりでしたが…

八幡平市50代
「寒さの中でチビチビした魚を釣るの楽しいかなって・・・あら、逃げた!」

貴重なお供を一匹、逃してしまいました。

 6日朝の盛岡市薮川の最低気温は氷点下9.3℃と、3月中旬並みとなりました。テントを設置するまでには苦労したと話します。

八幡平市50代
「もっと寒くなればガッと凍るんだろうけど、もう結構氷と雪の間に水が溜まって」「(ここまで来るのに)進まなくてさ大変だった」

盛岡市 60代
「雪が積もってその下がぐじゃぐじゃになっているから、やっぱり歩きづらい状態」「この状態だと50匹くらいは釣っていきたいと思うがどうだか…」

 1月31日に解禁した2024年は、ワカサギ釣りを楽しめたのが、過去最短の21日間にとどまりました。

 岩洞湖漁業協同組合によりますと、「ことしは、寒さが続き、長い期間、ワカサギ釣りを楽しんでもらいたい」と話していました。

最終更新日:2025年2月6日 18:38