【過去最も遅く】岩洞湖氷上ワカサギ釣り解禁 待望の釣りファン歓声
岩手県盛岡市薮川の岩洞湖で6日、氷上ワカサギ釣りが解禁しました。記録が残る中で最も遅い解禁となりましたが、うきうきした気持ちを抑えられず、前日から車中泊をしてまで釣りを楽しむ人もいました。
記者「こちらは夜明け前の岩洞湖です。氷上にはいくつものテントに明かりが灯っています。今シーズンのワカサギ釣りもようやく解禁です」
穴をあける
厚い氷に穴をあけ、釣り糸を垂らすと…
夫婦「こんな感じです」「おお~」「あちこちで結構笑い声が聞こえたりして楽しくやってます」
5日まで静寂に包まれていた湖の上に笑い声が響きました。皆、この日を待ちわびていました。
滝沢市から来た人
「駐車場にはきのうの11時に着きました」記者「きのう?」
「はい、うきうきしすぎて眠れなくて来ちゃいました」
先週まであたたかったことから、氷が解禁の基準となる15センチ以上になるまで時間がかかり、ことしは記録が残る1998年以降もっとも遅い解禁になりました。
ワカサギ釣り歴20年のこちらの夫婦。
妻「(釣れ具合は)いやぁ…まぁまぁだよね?」
とは言ったものの、さすがそこはベテラン釣り師。次々にワカサギを釣りあげていきます。
慣れた手つきで竿をトントンと揺らすこちらの男性。たくさん釣ったワカサギを天ぷらにしてビールのお供にするつもりでしたが…
八幡平市50代
「寒さの中でチビチビした魚を釣るの楽しいかなって・・・あら、逃げた!」
貴重なお供を一匹、逃してしまいました。
6日朝の盛岡市薮川の最低気温は氷点下9.3℃と、3月中旬並みとなりました。テントを設置するまでには苦労したと話します。
八幡平市50代
「もっと寒くなればガッと凍るんだろうけど、もう結構氷と雪の間に水が溜まって」「(ここまで来るのに)進まなくてさ大変だった」
盛岡市 60代
「雪が積もってその下がぐじゃぐじゃになっているから、やっぱり歩きづらい状態」「この状態だと50匹くらいは釣っていきたいと思うがどうだか…」
1月31日に解禁した2024年は、ワカサギ釣りを楽しめたのが、過去最短の21日間にとどまりました。
岩洞湖漁業協同組合によりますと、「ことしは、寒さが続き、長い期間、ワカサギ釣りを楽しんでもらいたい」と話していました。