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記録的大雨被害の戸沢村で仮設住宅建設始まる 山形県内では約50年ぶり

2024年8月20日 12:50
記録的大雨被害の戸沢村で仮設住宅建設始まる 山形県内では約50年ぶり

先月の記録的大雨で住宅に土砂が流れ込むなど大きな被害を受けた山形県戸沢村で仮設住宅の建設工事が20日、始まりました。県内で応急の仮設住宅が建設されるのは1976年に発生した「酒田大火」以来、およそ50年ぶりです。

松山大雅記者「きょうから仮設住宅の工事が始まった旧戸沢小学校です。現在はナワバリと呼ばれる建物の位置を印づける作業が行われている」

県によりますと、大雨被害が大きかった戸沢村では被災者への意向調査を踏まえ、旧戸沢小学校跡地に仮設住宅21戸が建設されます。

建設される住宅は木造平屋建てのタイプで、工事完了は9月末の予定です。

被災した村民75人が10月上旬から入居を開始する予定です。

山形県県土整備部・斎藤攻建築技術主査「避難されている方、先が見えなくて不安だということを聞いている。完成が1か月後にするということで、少しでも安心してもらえればいい」

入居期間は最長2年で、入居者の家賃負担はありません。このほか、大雨被害の大きかった鮭川村でも20日午後1時から仮設住宅8戸の建設工事が始まります。