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JR米坂線の早期復旧を求め1万人分の署名をJR東日本に提出 山形県内の市民団体

2024年6月17日 17:59
JR米坂線の早期復旧を求め1万人分の署名をJR東日本に提出 山形県内の市民団体

おととしの豪雨で被災し区間運休が続いているJR米坂線を巡り、山形県内の市民団体が17日、早期復旧を求めるおよそ1万人分の署名を仙台市のJR東日本東北本部に届けました。

JR米坂線はおととし8月の豪雨の影響で、長井市の今泉駅から新潟県村上市の坂町駅の間で、2年近く経った今も区間運休が続いています。
市民団体「JR米坂線開業100周年記念事業実行委員会」は17日午前、米坂線の不通区間の早期復旧を求めた署名をJR東日本の東北本部長に対し提出しました。
団体では置賜地域の高校生らとともに去年6月から県内外の駅やイベント会場、役場などで署名活動を行ってきました。
ことし3月末までに1万筆余りの署名が集まり、中にはオンラインで海外から寄せられたものもあったといいます。

JR米坂線開業100周年記念事業実行委員会 江本一男 事務局長「いろんな方から応援や声援をいただいている。新潟と山形の両県が手を携えて米坂線の復活に向けて力を発揮していきたいとJRに伝えてきた」

市民団体はこれに合わせ要望書も提出しました。要望書にはJRによる早期復旧の実現や区間運休で使われていない線路の環境美化、それに、米坂線関連のイベントを行う場合に、駅などを利用する許可を求めています。

JR米坂線開業100周年記念事業実行委員会 江本一男事務局長「あくまでもJRでの復旧と運行を第一に願っている」

JR米坂線開業100周年記念事業実行委員会 久保道典会長代行「採算という面だけでなく鉄道が地域・未来へつなぐ存在であることをみんなで再認識していければ」

この団体では国土交通大臣宛ての署名も同時に行っていて、これまでに1万1000筆余りが集まっているということです。7月下旬から8月上旬にかけて今回と同じ趣旨の要望書とともに国会議員を通じて提出する予定です。