鶴岡公園のサクラ4月4日にも開花予想 花見シーズン限定でオープンするだんご店営業開始
2日の山形県内はあいにくの雨で寒い一日となりましたが、鶴岡市のサクラの名所・鶴岡公園では4日にもサクラが開花すると予想されています。こうした中、花見シーズン限定でオープンする「だんご」の老舗がことしの営業を始めました。
2日午後、およそ700本のサクラが植えられている鶴岡公園を訪れてみると、花芽がピンク色になっているサクラのつぼみを見ることができました。鶴岡市によりますと、園内のサクラは天候の状況によるものの、4日にも開花すると予想されています。
夜の園内を照らし出すぼんぼりが設置されるなど鶴岡公園で花見客を迎える準備が進む中、市内では、開花に先駆けて鶴岡の春の風物詩「花見だんご」の販売が始まりました。
こちらは100年以上、花見シーズン限定で店を開き、自家製だんごを販売している鶴岡市日和田町の「斎藤だんごや」です。ことしの営業は1日から始まりました。
自家栽培している「はえぬき」で作っただんごに3代目店主の斎藤はな子さん(87)が特製の「あんこ」や「きな粉」で味付けし名物「花見だんご」の完成です。
食欲をそそる甘い香りに包まれた店内には朝から多くの人が訪れていました。
買い物客「春が来た感じがしますね。毎年いただいています。すごく柔らかくておいしくていつも楽しみにしています」
毎年、楽しみに来店する常連客も多く、斎藤さんは必ずだんごを1本おまけしています。
斎藤だんごや店主 斎藤はな子さん(87)「1本おまけすると『うれしい』って喜んでくれるのが楽しみ。何年もきてくれるから気持ちのいい人ばかり来てくれるから本当にありがたい」
こちらのだんご店は4月いっぱい、午前8時半から午後5時まで営業します。