米沢市の酒蔵が「アイガモロボ」を活用し酒米づくり 小学生たちが訪れ仕組み学ぶ
米沢市内の酒蔵が、雑草の発生を防ぐロボット「アイガモロボ」を活用し、農薬を使わない酒米づくりに取り組んでいます。市内の小学生たちが22日、その田んぼを訪れ、コメ作りを学びました。
「あー!冷たい!」
米沢市内の田んぼで小学生たちが体験したのは〝苗の手植え〟です。
「最初は冷たかったけど温かいところもあった」
「泥に入ったことがなかったのでいい経験になった」
そして田んぼの隣をゆっくり移動しているのは、雑草を生えにくくする「アイガモロボ」です。ロボットに取り付けられたスクリューが、泥をかき混ぜて巻き上げ日光を遮り、雑草を生えにくくします。米沢市の酒蔵、小嶋総本店では、田んぼの中の生物の保護などを目指し、農薬の代わりにアイガモロボを用いた酒米の栽培に取り組んでいます。小学生たちは、アイガモロボの稼働する様子を見学し、その仕組みや効果を学びました。
「ロボットを見て単純にすごいなと思った」
「アイガモロボットで土と水を混ぜてコメを作ることがすごいと思った」
植えられた苗は今後、市内の農家が管理し、秋には、手植えした小学生たちが収穫体験を行う予定です。