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1970年代の貴重な蔵王の樹氷写真発見…研究用滞在施設も確認され、当時を知る資料に

2024年6月9日 12:08
1970年代の貴重な蔵王の樹氷写真発見…研究用滞在施設も確認され、当時を知る資料に

蔵王の樹氷がつくられる過程を研究していた1970年代当時の写真が発見されました。当時の活動を示す、貴重な資料だということです。

半世紀近く前の1970年代に撮影された樹氷の写真です。山形大学の卒業生で樹氷の研究を行っていた鶴岡市在住の奥泉吉徳さん(68)が持っていたものです。

奥泉吉徳さん「70年代、阿部先生、矢野先生の研究室では、山頂駅付近で樹氷に関わる気象観測とそれに関わる実験を行っていた」

撮影場所は現在の地蔵山頂駅付近。樹氷の高さは3メートルほどに達し現在に比べ、太く、大きく見えます。また、「地蔵小屋」と呼ばれる研究用の滞在施設も確認され、当時から樹氷の研究が盛んだったことが伺えます。

奥泉吉徳さん「樹氷は主に厳しい吹雪の夜に成長する。私たちは夜中1時間置きに地蔵小屋から山頂駅に行って観測をしていた」

樹氷研究の第一人者、柳澤文孝名誉教授の調査で発見したものです。滞在施設の存在が確認され、当時から研究が盛んだったことを知る貴重な資料としています。