旧暦の桃の節句を前に ひな人形と一緒に飾る伝統がある「雛菓子」作りを体験 山形・鶴岡市
山形県鶴岡市で20日、ひな人形と一緒に飾る伝統がある「雛菓子」作り体験が行われました。子どもたちが老舗の菓子職人に教えてもらいながら菓子作りに挑戦しました。
4月3日は旧暦の桃の節句です。鶴岡市の国の重要文化財にも指定されている旧風間家住宅丙申堂では子どもたちの健やかな成長を願い、来月3日まで、明治から大正時代に作られたものを中心に貴重なひな人形が展示されています。
鶴岡市には、ひな壇に縁起物のタイや在来作物の「温海かぶ」などを本物そっくりに型どった「雛菓子」を飾る伝統があります。春分の日の20日は丙申堂で雛菓子づくり体験が行われました。
「一番大きいやつを丸くしてください」
子どもたちは創業100年を超える老舗の菓子職人に教わりながら伝統の菓子作りに挑戦しました。
作っているのは皮がむけて実が見えるミカンと鮮やかな色合いのタイです。
子どもたちは悪戦苦闘しながらも職人にミカンの皮のむき方やタイのウロコと口の作り方などを教えてもらい20分ほどでそれぞれの「雛菓子」を完成させました。
参加した子ども「楽しかった。(100点中何点?)65点 皮をむきすぎた」
参加者「鶴岡の菓子は色鮮やかなので、こんなにあっという間にできるものだと思わなかった」
子どもたちは家に帰るまで我慢できず、出来立ての雛菓子をその場で食べていました。
次回の雛菓子作り体験は3月30日、鶴岡市の湯田川温泉にある旧白幡邸で行われます。