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「やまがた工芸の会」 県内の工芸作家たちの力作ずらりと展示

2023年10月20日 12:40
「やまがた工芸の会」 県内の工芸作家たちの力作ずらりと展示

県内で活動する工芸作家の作品を集めた展示会がいま、山形市で開かれています。
「やまがた工芸の会会員展」は、ことしで9回目を迎える作品展で会場となった山形市の洗心庵には、県内各地で工芸活動を続ける作家18人が手掛けた、およそ60の陶芸や染織などの作品が並んでいます。こちらは、作家活動60年で天童市在住の吉田宏介さんの作品、「黒柿入角煙草盆」です。この作品は、柿の木を使用して制作した昔ながらの煙草盆で、盆の持ち手や角の部分が丸い弧を描いています。この丸みは熱で曲げるのではなく削って出しています。一方、こちらは、やまがた工芸の会会長で長井市在住の和久井修さんの作品。「白磁条文鉢」です。こちらは陶器よりも透明感のある磁器でできた作品で、高さ20センチ、直径44センチほどの大き目の作品で、側面に入れられた太さの違う縦模様でリズムをつけています。

やまがた工芸の会和久井修会長「作品の中には作家のメッセージ性があるので、作品を通して作家と対話をしてもらえれば、楽しんでもらえると思う」

「やまがた工芸の会会員展」は、22日まで山形市緑町の洗心庵で開かれています。