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【物議】「女を一掃して男だけの部署に」「相手の気持ちはどうでもいい、僕の気持ちが大事」福岡・宮若市の塩川市長に女性軽視発言連発の“ハラスメント疑惑” 聞き取り調査実施も「私は“昭和の人間”」

2024年2月5日 16:00
【物議】「女を一掃して男だけの部署に」「相手の気持ちはどうでもいい、僕の気持ちが大事」福岡・宮若市の塩川市長に女性軽視発言連発の“ハラスメント疑惑” 聞き取り調査実施も「私は“昭和の人間”」
福岡・宮若市の塩川秀敏市長に『ハラスメント疑惑』

 職員に対する数々の“ハラスメント言動”が問題視されている、福岡・宮若市の塩川秀敏市長(75)。日常的に机を叩いて威圧したり、「女性は3人目からが本当の子育て」「女を一掃して男だけの部署に」といった女性蔑視とも取れる発言など、職員から数々の証言が上がる中、市の公平委員会での聞き取りが行われました。その後の塩川市長のコメントにも波紋が広がっています。

 宮若市の職員は、塩川市長のハラスメントは日常化していたと話します。

(宮若市の職員)
「市長から直接、『おまえ、この仕事に向いてないよ。変わるか?』と数回言われた記憶があります。会議中に机を大きく叩いて相手を威圧するなど、ハラスメントが日常化している印象を受けます」

 また、“女性蔑視とも取れる発言”をしていたとも証言。

(宮若市の職員)
「『女性は、3人目の子どもからが本当の子育てだよ』と。1人目・2人目が右手・左手でそれぞれ手をつないで、3人目からが手をつながずにしっかり育てる子育てだと、そういった意味合いで、市長は発言されたと思います」

 さらに、別の女性職員は“ジェンダー・ハラスメント”を受けたと告白しました。

(宮若市の女性職員)
「市長室で業務の打ち合わせ中に、市長と1対1だったんですけど、『なんで女性がこの部署にいるのか、全く意味が分からない』『一掃して、男性だけの部署にする』というふうに言われました。『相手の気持ちは、どうでもいいんだよ。僕の気持ちが大事だから』と普段から言っています」

 関係者によると、2023年12月に実施した宮若市職員へのアンケートで、回答者の60%以上が「塩川市長のハラスメントを見聞きした」と回答しました。アンケートには、「君たちは旗本だ、俺を守れ!」といった具体的な発言内容もあったといいます。

 2月1日、初めて行われた公平委員会での聞き取りを終え、塩川市長は「私は“昭和の人間”。どうしても、自分が育ってきた環境で判断していく。(しかし)時代が変わっているので、一人ひとりの人格や価値観を尊重していくことは大事なこと」と述べた上で、「職員との関係は修復できる。そうしていかないと意味がない」とコメントしました。

 一方、ハラスメント被害を訴える職員の一人は、「今の市長では、職員との溝が埋まらない。謝るなどの行為も、全く何も求めない。一日でも早く、職を辞していただきたい」と話しています。公平委員会は2月8日、ハラスメントに該当するか協議し、ハラスメントだと認定した場合は、市長に対し改善を求める勧告書を通知することとなっています。

(「情報ライブ ミヤネ屋」2024年2月2日放送)

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