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【宿泊税導入か】東京ディズニーリゾートのお膝元・千葉県浦安市で 検討に賛否両論「泊まらないとはならない」「消費税を払っているのに更に課税」 税収見込みは約7億円か

2024年2月23日 10:00
【宿泊税導入か】東京ディズニーリゾートのお膝元・千葉県浦安市で 検討に賛否両論「泊まらないとはならない」「消費税を払っているのに更に課税」 税収見込みは約7億円か
「宿泊税」千葉・浦安市でも導入検討

 『東京ディズニーリゾート』がある千葉・浦安市は、「宿泊税」を導入するため、有識者などによる検討委員会を立ち上げると発表しました。「宿泊税」とは、宿泊料金とは別に徴収される税金のことです。

 東京都・大阪府・京都市・福岡県などは既に導入しています。額は自治体によってさまざまですが100~200円が多く、「5万円以上で1000円」といった京都市の例もあります。

Q.京都は“オーバーツーリズム”の問題や、学生やお寺が多いため税収がなかなか入ってこないというのもありますよね?
(読売テレビ・野村明大解説委員)
「税金の話も当然そうですが、やはり“オーバーツーリズム”が起こって、わかりやすく地元の人たちに負担が強いられているわけですから、一定程度お金をかけてというのが合理的だと思います」

 浦安市にいた観光客からは、「いくらだから泊まらない、とはなりません」「ディズニーが好きなので許容するしかありません」といった声が聞かれました。一方、迎え入れる側の浦安市民は「幹線道路が混むので、緩和できるようなものがあれば」「子どもたちのために使われたらありがたい」と話していました。

 また、ネット上では「今まで取っていなかったんだ」「宿泊料の20%ぐらいが妥当ではないか」「消費税を払っているのに、さらに課税されるのか」「全国に宿泊税が広まりそうで怖い」と賛否両論の声があがっています。

 浦安市が宿泊税を導入する目的は、『JR舞浜駅周辺の整備』や『宿泊客の要請が多い救急医療体制の整備』に使いたいということです。コロナ禍前、浦安には一日約2万人が宿泊していて(修学旅行生を除く)、一泊100円を課すと年間約7億円の税収になります。

 市の担当者は、「宿泊者が安心して、楽しんで滞在してもらうために、導入を検討している。ご理解いただきたい」と話していて、2025年度以降の導入を目指しています。

(「情報ライブ ミヤネ屋」2024年2月16日放送)