23日に相次いで発生した山火事。現在も消火活動が続いています。

　桑原俊明カメラマン（岡山市）
「岡山県の山火事の現場です。山頂のあたりが火で覆われているのが確認できます。すごい勢いで炎が上がっています」

　三宅那央 記者（愛媛・今治市）
「山が激しく燃えています。周りには消防車が何台も来ています」

　岡山県や愛媛県で、23日午後、相次いで発生した山火事。

　岡山市南区飽浦で発生した山火事は23日午後3時すぎ、近所の住民が山から白煙が上がっていることに気づき、消防に通報。これまでにケガ人などは確認されていませんが、24日午前7時時点で約250ヘクタールが焼け、住宅と倉庫合わせて6棟が燃えました。

　火の手は民家のすぐ近くでも確認でき、岡山市は昨夜、周辺地区の403世帯、893人に避難指示を出しました。

　住民
「『命が大事だから避難しなさい』と言われた。いつまで続くんかね…家に帰りたい」
「どうしようかなと思う…」

　岡山市は24日中の鎮圧を目指し、消火活動を続けていて、県も自衛隊に消火活動を要請するなどし、今後の対応を協議しているということです。

　そして、愛媛県今治市長沢地区で発生した山火事。
　消防に通報があったのは、23日午後4時ごろで、愛媛県によると、これまでにけが人や家屋などの被害は確認されていないということですが、山林約128ヘクタールが焼け、現在も延焼を続けています。

　この火事で1011世帯、1887人に避難指示が出されていて、県や自衛隊などが消火活動にあたっています。