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瀬戸大也「覚悟が決まったのはつい最近」葛藤も… “3度目の正直”パリ五輪での金メダル誓う

2022年3月10日 15:34
瀬戸大也「覚悟が決まったのはつい最近」葛藤も… “3度目の正直”パリ五輪での金メダル誓う
“3度目の正直”パリ五輪で金メダルを目指すと決めた瀬戸大也選手(写真:松尾/アフロスポーツ、3月4日撮影)
「パリ五輪まで(競技を続ける)覚悟が決まったのはつい最近。3度目の正直で金メダルを目指したい」

こう宣言したのは、競泳の日本代表・瀬戸大也選手です。日本代表合宿が行われている9日、オンライン取材に応じました。

瀬戸選手は、今月行われた競泳の国際大会日本代表選手選考会で、200mと400m個人メドレーで、代表権を獲得しました。

昨年の東京五輪で金メダル候補として有力視されていた400m個人メドレーで、まさかの予選敗退。

五輪開催が延期されたことを受け入れられず、「『何が何でも金メダルを取る』という気持ちを持ち続けることができなかった」と振り返ります。

東京五輪後に「現役を続けてパリ五輪を目指す」と発言していたものの、さまざまな葛藤があり、「覚悟が決まっていなかった」と明かしました。

「(今月の)選考会も直前まで出るか出ないか迷っていた」

その葛藤や迷いをすべて振り切り、覚悟を決めて、“2024年のパリ五輪を目指す”ことを決めたのは今年2月だったといいます。

きっかけは思いがけず連絡を取った、ある人物からの言葉でした。

その人物とは、リオ五輪金メダリストの金藤理絵さんらを輩出した東海大学水泳部の加藤健志コーチ。

「男として一つのことをやり尽くした方が、終わったときに後悔しないぞ。決めたことを最後まで、限界を感じるまでやった方がいいんじゃないか」

この言葉に目が覚めたと話した瀬戸選手は「自分は詰めが甘い」と自己分析。今年は自分の苦手な“忍耐”と“我慢”にとことん向き合うことが必要だと話しました。

東京五輪が延期したことで、パリ五輪までの期間が3年と短くなりましたが、瀬戸選手は前向きにとらえています。

「正直、4年間あると気持ち的に途中でガス欠してしまう。3年間というのは、自分の苦手な我慢することだったり、コツコツ準備をするにはすごくいい期間。耐える期間になるかなと思っている」と話し、「いい状態のときにも向上心を持ってさらに上を目指せるか」がカギになると意気込みました。

30歳で迎えるパリ五輪。金メダルへの道のりは始まったばかりです。

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