１４日午後に行われた参議院本会議で、５日に死去した西岡武夫前参議院議長の後任に、民主党参議院幹事長を務めていた平田健二氏が全会一致で選出された。

　平田氏は「公平無私を旨とし、議院の正常かつ円満な運営を図り、本院が二院制の下における役割と使命をより一層果たしていけるよう、全力を尽くす決意でございます」と述べた。

　平田氏は４４年生まれの６７歳。岐阜県出身で「旭化成工業」に入社し、労働組合幹部などを経て９５年に参議院議員に初当選、現在３期目。閣僚経験はないが、党の参議院国対委員長、参議院幹事長などを務め、党内をまとめることに尽力し、輿石幹事長をこれまで支えてきた。

　平田氏にとっては、野党が多数を占めている参議院の円滑な運営が課題となる。