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石原大臣に反発、民進党が退席 TPP審議

2016年4月8日 12:45
石原大臣に反発、民進党が退席 TPP審議

 TPP(=環太平洋経済連携協定)の国会承認をめぐる審議が紛糾している。民進党は特別委員会の西川委員長が出版する予定のTPP交渉に関する本について、政府側に情報を提供した職員がいなかったのか追及した。

 民進党の緒方林太郎議員は、石原TPP担当相に対して、もし情報漏えいした職員がいれば責任をとるかただしたが、石原担当相は明確な答弁を避けた。

 民進・緒方議員「(西川氏に)秘密協定の義務に反するような情報漏えいをした職員は一切いなかったと、いたのであれば内閣官房のTPP政府対策本部を所掌する大臣として責任をとるというところまで、これ明確ですよ、この質問は。なぜこの質問に答えられないんですか」

 石原TPP担当相「(西川氏の本の)ゲラのチェックって、委員が示されたものがゲラかどうかであるということを私確認できません」

 民進党側はこうした石原担当相の答弁が不誠実で、明確な答弁を促さない西川委員長の議事運営も公正ではないとして委員会室を退席した。