民進党 TPP交渉過程解明チーム立ち上げ
TPP(=環太平洋経済連携協定)の承認案などをめぐる国会での審議が来月から始まるのを前に民進党が31日、TPP交渉の過程を検証するチームを立ち上げた。
31日の初会合で民進党のTPP交渉過程解明チームは政府のTPP対策本部に対し、甘利前経済再生担当相とアメリカのフロマン通商代表との交渉過程を記載した資料の提出を求めた。
民進党・山井国対委員長代理「なぜ隠したいんですか、オープンにしたらどういう不利益があるんですか、国民にとって」
これに対し政府側は、交渉の具体的なやりとりはメモに残していないなどと説明した。さらに、論点などを整理した文書はあるものの、相手国の発言なども入っているため、提出は困難だと回答した。
民進党は、TPPをめぐる審議を後半国会最大の争点と位置づけていて、「交渉過程が全く明らかにされていない中では、議論が成立しない」などと政府への追及をさらに強めていく考え。