ＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）の承認案と関連法案を審議するための特別委員会の設置が、衆議院本会議で議決された。

　２４日午後の衆議院本会議では、与野党の賛成多数でＴＰＰ特別委員会の設置が決まった。共産党と社民党などは、「ＴＰＰ協定そのものに反対」などとして反対した。

　本会議終了後には、初めての委員会が行われ、委員長に自民党の西川公也元農林水産相が選ばれた。実質審議入りは来月になる見通しで、政府・与党は今国会中の承認・成立を目指している。

　一方、民主党など野党側は、実際に交渉に当たっていた甘利明前経済再生担当相の参考人招致を要求しているが、与党側は難色を示しており、見通しは立っていない。