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規制委委員長 高浜4号機「残念で遺憾」

2016年3月2日 20:46

 原子力規制委員会の田中委員長は、再稼働したばかりの高浜原発4号機の原子炉が自動停止したことなど、相次ぐトラブルについて、「残念で遺憾であり、企業全体で反省する必要がある」と述べた。

 福井県にある高浜原発の4号機の再稼働を巡っては、先月20日に、原子炉などとつながる1次系の冷却水が漏れたほか、先月29日、送電作業の際に異常を示す警報が鳴り、原子炉が自動停止するなど、トラブルが相次いでいる。

 原子力規制委員会の田中委員長は2日の会見で、「残念で遺憾。トラブルなくやるのが社会の信頼回復につながるのに、それを裏切るようで遺憾」と話し、「企業全体で反省する必要がある」と述べた。

 また、東京電力が、発生から間もなく5年となる福島第一原発事故で、核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」を判断する社内のマニュアルが事故当時に存在していたにもかかわらず、先月まで誰も気付かなかったことについて田中委員長は、「事故につながる体質があらわれていたのではないか。深刻に反省してもらう必要がある」と述べた。

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