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芥川賞・直木賞の候補作発表 芥川賞は創設以来初の候補作すべて女性作家に

2022年6月17日 21:20
芥川賞・直木賞の候補作発表 芥川賞は創設以来初の候補作すべて女性作家に
芥川賞候補作に選ばれた(左から)小砂川チトさん、鈴木涼美さん、高瀬隼子さん、山下紘加さん
『第167回芥川賞・直木賞』の候補作が発表され、芥川賞では初めて5つの候補作すべてが女性作家の作品となりました。

芥川賞の候補に選ばれたのは、小砂川チトさん(32)の『家庭用安心坑夫』、鈴木涼美さん(38)の『ギフテッド』、高瀬隼子さん(33)の『おいしいごはんが食べられますように』、年森瑛さん(27)の『N/A』、山下紘加さん(28)の『あくてえ』の5作品です。

小砂川さん、鈴木さん、年森さん、山下さんの4人は、初めて芥川賞候補作に選ばれ、高瀬さんは2回目のノミネートとなります。

芥川賞では創設1935年以来初となる、候補作すべてが女性の作品となりました。

また、直木賞の候補作には、河﨑秋子さん(42)の『絞め殺しの樹』、窪美澄さん(56)の『夜に星を放つ』、呉勝浩さん(40)の『爆弾』、永井紗耶子さん(45)の『女人入眼』、深緑野分さん(38)の『スタッフロール』の5作品が選ばれました。

河﨑さんと永井さんは初めて候補作に選ばれ、窪さん、呉さん、深緑さんは、3回目の候補となります。

芥川賞と直木賞の選考会及び受賞作発表は、7月20日に行われる予定です。