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江川が選ぶ「平成の怪物」松坂の衝撃の一球

2021年7月11日 20:33
江川が選ぶ「平成の怪物」松坂の衝撃の一球

10日、日本テレビ「Going!Sports&News」に野球解説者の江川卓氏が出演。今季限りでの引退を発表した「平成の怪物」こと西武・松坂大輔投手について語りました。

松坂投手は1998年、横浜高校で甲子園春夏連覇を果たすと、翌年ドラフト1位で西武に入団。1年目から16勝を挙げ、高卒新人史上初のデビューから3年連続最多勝に輝くなど「平成の怪物」として大活躍を見せました。

また2007年からはアメリカ・メジャーリーグのボストン・レッドソックスに移籍。さらにニューヨーク・メッツでもプレーし、これまで日米通算170勝を挙げています。

江川氏が自身の記憶に残る松坂投手の衝撃の一球として挙げたのは、1999年4月7日のプロデビュー戦で日本ハムの片岡篤史選手(当時)から三振を取った155キロのストレート。

初回、片岡選手がインコース高めのボールを豪快にフルスイングするも、バットは空を切り、足から崩れるような三振となりました。 片岡選手のバッティングフォームが崩れていることに江川氏は着目し、「ストレートが速いと同時に威圧感がある。プロのバッターって形が崩れないものなんですけど、崩すってことはそれだけすごいストレートだったことが証明できる」とこの一球のすごさを語りました。

また「昭和の怪物」と呼ばれた江川氏は、松坂投手の功績を振り返り、「本当に“平成の怪物”で、彼以上のピッチャーっていうのは今後なかなか出てこないかもしれない」と引退を惜しむ言葉を述べました。