縦型映像コンテスト『JAPAN VERTICAL MV CONTEST 2023 Powered by TikTok｜日テレ』の授賞式が11日に開催され、グランプリが発表されました。

『JAPAN VERTICAL MV CONTEST 2023』は、プロ・アマチュア含めた全てのクリエイターに門戸を開いた新しい映像コンテスト。実写・CG・アニメーションなど自由な表現方法を用いた『縦型ミュージックビデオ』をテーマに、縦型ならではの様々なクリエイティビティー、そして新たな才能あるクリエイターを発掘することを目的としたプロジェクトです。

JO1がカバーする90年代の名曲『WOW WAR TONIGHT～時には起こせよムーヴメント(JO1ver.)』を課題曲とし、去年12月から、今年の2月13日まで『縦型ミュージックビデオ』の形で作品を募集。応募総数は500以上だったということです。

グランプリを獲得したのは、MVや、撮影画像から3D空間データを再構成する技術・ボリュメトリックは初挑戦だというNAKAOさん。声は全て自分でアテレコしてAIでボイスチェンジし、“大人の行きどころにない妬みや愚痴で子供の世界を壊すなよ”というメッセージを込めたといいます。

授賞式でNAKAOさんは「本当にうれしく思います。伝えたかったことが伝わっているかはわからないんですが、見ている方に諦めるなよ、挑戦しろよ、というメッセージが伝わればいいなと思います」とし「個人的に縦というプラットフォームを活かしきれなかったという悔いは残っています。縦型マンガのような感じに演出しようかなど色々と迷いました。ボリュメトリックのいいところをもっともっと出して、私こんなこともできるのよと言いたい気持ちを抑えながらも、軸となるストーリーからぶれないように作ることに気を付けて作成いたしました」と喜びを語りました。

さらに、NAKAOさんはアーティスと賞も受賞。選出者を務めたJO1のリーダー・與那城奨さん（28）は「僕たちも夢を追ってJO1になったので、若者に向けての強いメッセージ性を感じて、（JO1の）オーディジョンを受けていた頃の、がんばるぞっていう、周りになんと言われても受かってやるぞという気持ちを思い出せたので、すごくいい動画だなと思いました」とコメントしました。

優秀作品は、3月21日に日本テレビ（関東ローカル）で放送される番組『SENSORS』にて紹介されるほか、3月下旬以降に都内の屋外サイネージでも放映される予定です。