田村淳 「災害にも強い」 被災地でも活躍するキャンピングカーの活用法とは
今年で13回目の開催を迎えたジャパンキャンピングカーショー。全国から最新・人気モデルのキャンピングカーが集められ、初披露の車両も多数登場しました。今年は183社が出展、423台以上が展示され(主催者発表)、史上最大規模での開催になりました。
今年のテーマは“キャンピングカーで人生に彩りを。GO RVing”。移動手段として使用するだけでなく、新しいレジャーの形や災害時の住居としても活躍するキャンピングカーが多く登場しました。
■田村淳 「一目ぼれしちゃって」
少年時代からキャンピングカーに関わりを持ち、2024年は能登半島地震への支援を行うなど防災の観点からキャンピングカーの活用を強く発信している田村さん。今回、キャンピングカー・アウトドアを愛好する著名人を表彰する賞『キャンピングカーアワード』の第13回受賞者に田村さんが輝きました。
田村さんは「キャンピングカーが広がることが、日本のレジャーだけでなく災害の時にも大きく役立つっていうのを、この前能登半島に行ってきてキャンピングカーの強みみたいなのを僕も取材してきたので、そういう面でもレジャーでも災害にも強いというところをいろいろ広めていきたいなと思います」とコメントしました。
愛車について「去年の展示会でこの車見たんですよ。一目ぼれしちゃって。なんですかこのフォルム。中入るとしっかりと大きさもあってちゃんと立てるんですよ、頭つかないで。今まで乗っていた一番大きいキャンピングカーだと僕からすると大きすぎる」と話しました。
続けて、「今まで見たことのないタイプのベッドだったんで、使わないときはずっと上げていて、下がテーブルとして使えて、下は下でベッドにもなるんですよ。ベッドになってここに2人寝て、上から降りてきたベッドに2人寝る。うち、家族4人なんで」と家族でのキャンピングカーの使い方を明かしてくれました。
■防災のツールとしても活躍
今回、展示だけではなく、講座やワークショップができる防災エリアが新しく設置されました。阪神・淡路大震災や東日本大震災、西日本豪雨。そして2024年の年始に発生した能登半島地震など大きな自然災害が発生する日本。近年、防災のツールとしてキャンピングカーが注目され始めています。
■宿泊所としての利用
キャンピングカーには、キッチンや電子レンジ、冷蔵庫等、生活に必要な設備を備えているため、災害時においても基本的な生活をすることが可能です。また、トイレやシャワーなどの設備が整った車両であれば、衛生的な環境を維持しながら過ごすことができます。
さらに、住居ではなく車で生活をすることにより移動が容易であり、余震を含む急な避難や立ち退きの際にも迅速に対応することができます。
■健康リスクの軽減
被災地では、車などの狭い座席に長時間座っている場合が多く、足を動かさない時間が長いと、エコノミークラス症候群を引き起こす可能性が高くなるといいます。
キャンピングカーの場合はフルフラットの就寝スペースを確保することができ、長時間同じ姿勢で過ごすことによるエコノミークラス症候群などの健康リスクを減らす効果が期待できるということです。