松重豊 “人生のターニングポイント”告白 光石研に魂の叫び「なんでやりよっちゃろか!?」
映画で、主人公の同級生を演じる松重さんは「光石さんとは30代の頃から一緒に現場でやっていまして。光石さんは常にその世代の俳優のベンチマークというか、基準点。リアリティーでいうと光石さんにかなう人はいない」と話し、「60代の生々しいリアリティーをスクリーンに投影したこの作品に、僕は横に一緒にいられて本当に幸せでした」とコメントしました。
また舞台挨拶では、物語にちなんで“人生のターニングポイント”についてトーク。福岡市出身の松重さんは、光石さんにある因縁があるようで「15、6歳の時に福岡の地元で、映画のオーディションがあったんですよ。いろいろな人が参加して、『博多っ子純情』という映画だったんですけれども。新聞広告で、“主役の男の子が決まりました! 北九州出身の光石研君です!”って書いてあって、その時に僕の人生はギュッと変わったんですよ! “なんで北九州の人間が博多っ子純情ばやりよっちゃろか!?”って。これに驚いたのがターニングポイントですね」と博多弁で告白。松重さんの魂の叫びに、会場は笑いで包まれました。