×

“みっちょん”芳本美代子 歴代の愛車を振り返る 車は“セカンドハウス”

2022年11月12日 22:00
“みっちょん”芳本美代子 歴代の愛車を振り返る 車は“セカンドハウス”
歴代の愛車を振り返った芳本美代子さん
歌手で俳優の芳本美代子さん(53)が、歴代の愛車と共にこれまでの人生を振り返りました。

芳本さんは1985年、16歳でアイドル歌手としてデビュー。“みっちょん”の愛称と、親しみやすい人柄からバラエティー番組でも人気となりました。その後1990年、ミュージカル『阿国』に出演すると活躍の場はドラマや舞台に。53歳の現在はミュージカルに加え、自身のYouTubeチャンネルでも活動をしています。

■25歳で初愛車を購入 「あの赤が大好きだった」

20歳の時に免許を取得したという芳本さん。しかし当時のアイドルは安全面などを考慮して“運転はご法度”とされていました。さらに仕事の忙しさなどから、初めてのマイカー購入は25歳の時だったと言います。

そんな芳本さんの初愛車が『日産マーチ』。1993年、日本車としては初の『ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー』を受賞したこの車。実は2022年8月に日本向けの生産が終了し、初代モデルの発売以来40年の歴史に幕を下ろしているんです。

芳本さんは、当時この車を選んだ理由について「役者の田口浩正さんがマーチに乗ってらして、すごくかわいいなと思った。MINIとかとは違って日本車のかわいらしさが。(私は)赤に乗ってたんですよ。あの赤が大好きだったんです」と当時を思い出してテンションが上がっていました。

久々に乗車した芳本さんは「懐かしい! こんなに道路と近かったんだな~」と改めてサイズを実感しながら「(車を)持たせてもらえなかったから、初めて買ったときはどこにでも行きたかったし、どこにでも行ってました」と当時を振り返りました。

■16歳でデビュー 松田聖子との出会いも

1985年に『白いバスケット・シューズ』でデビューを果たした芳本さん。デビュー以前について「そこまで(芸能界入り)は思ってなかったんですけど、父親が転勤族だったんですね。それで広島に引っ越したときに『ちびっこものまね歌合戦』に出て優勝しちゃったんですよ。桜田淳子さんの『しあわせ芝居』を歌いました。あの時が一番恥ずかしげもなく、なんでも楽しくやれてたな」と振り返りました。

そこで芳本さんはスカウトされ、地方のプロダクションに入所、中学2年生の時、オーディション番組を経て芸能界デビュー。そして1986年、松本隆さん作詞、筒美京平さん作曲の『青い靴』・『Auroraの少女』をリリースすると、『ザ・ベストテン』で初のチャートインを果たしました。その頃から出会うアイドルや歌手が、ガラっと変わったそうで「松田聖子さんともデビュー番組以来初めてお会いしました。すごくうれしかったです」と話し「デビューしてから3年くらいは休みは1つもなかったです。3か月に1枚はシングルレコードを出していたんですよね」と当時の多忙ぶりを明かしました。

■3台目の愛車 元夫の影響で好みに変化も

そんな芳本さんは2台目の愛車として『日産 マーチ ラフィート』を購入。芳本さんは「マーチが好きすぎて、街中を走るんだったら、マーチが自分には合ってるなと思って購入しました」と1台目から続く『マーチ』への愛を語りました。

一方で車の趣向に変化もあったといいます。27歳の時、俳優の金山一彦さんと結婚。その当時、金山さんが『ジープ ラングラー』に乗っていたそうで「それを私も運転したりして、車高が高いと意外と安全だなと思って。そこから(車選びが)変わってきましたね。マーチに乗ってる時、隣にバスとかトラックが来ると、細い道を通っているかのような緊張感が…」と、金山さんの影響で少しずつ車の趣向が変化してきたといいます。

そして44歳で購入したのが『日産 エクストレイル』。“使える四駆”がコンセプトの1台。芳本さんは「これね、かわいいじゃないですか、自分が購入したいと思ったのはまさにこの形なんですよ」とテンション高く話し「顔見たら『マーチ』がデカくなっちゃったって感じじゃないですか?  最初のマーチも赤だったんですけど、赤がすごくかわいくって」とべた褒め。実際に乗車すると「この目線が快適ですよ!」と感動していました。

その後、48歳で4台目の愛車『日産 エクストレイル』(2013年発売3代目モデル)を購入します。3台目の愛車を気に入っていたようで「顔も色もすごく好きだったから手放したくなかったんですけど。内も変わったので…」と悩んだと話します。それでも4台目の愛車は「(見た目は)いかつくなっちゃったんですけど、新しい内装になると、いい(機能)のがいっぱいついてますね」と“インテリジェント ルームミラー”(車両後方に向けたカメラ画像をルームミラーに表示)や“エマージェンシーブレーキ”(緊急ブレーキ)など画期的な機能に感動したといいます。

『日産 エクストレイル』購入から5年後の現在、芳本さんは高齢の母親を気遣い、乗り降りのしやすい愛車を新たに迎えたと話します。『日産 エクストレイル』に代わる車は“四駆”であることと“母親が乗りやすい”ということを条件に、自身のYouTubeチャンネルで候補を募集。『トヨタ ハリアー』や『プジョー 3008』、『日産 エクストレイル(2022年7月発売4代目)』など8台の候補が視聴者から寄せられたといいます。

寄せられた候補の中から選び、収録の前日に納車したという最新の愛車が『マツダ CX-5』です。乗り心地や操縦安定性が進化し、荷室のフラット化・防水加工など使い勝手も抜群の1台。選んだ理由について「試乗に行って、1番に乗って即決だったんですよ」と走り心地が決め手となったと話しました。

最後に、年間1万キロもドライブするという芳本さんは、車について「家から出て、車に乗ったら現場に行けたりするわけで、自分の足みたいなものなので、生活に密着していますね」と言い、車は“セカンドハウス”と話します。「(車は)部屋ですね。家の中でもトイレ以外は誰かしらいるじゃないですか。車は一人になれる場所でもありますし。ほぼほぼ毎日乗ってます」と語りました。

(11月12日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』を再構成)