船越英一郎 63歳「懸命にあがき、もがき、のたうち回る」 デビュー41年目で初舞台へ挑む
俳優の船越英一郎さん(63)が舞台『赤ひげ』の制作発表に登壇し、初舞台、初座長に挑む思いを語りました。
原作は作家・山本周五郎による傑作小説『赤ひげ診療譚(しんりょうたん)』。江戸時代の小石川養生所を舞台に、主人公の“赤ひげ”と呼ばれる、武骨で変わり者の名医と青年医師が、貧しい患者たちとの魂の交流を通して、命と向き合う物語です。
昨年、デビュー40周年を迎え今作が、初舞台で初主演の船越さんは「63歳にして恥ずかしながら初舞台でございます。キャリアも41年になろうという役者が初の舞台に無謀にも挑む。懸命にあがき、もがき、のたうち回る姿をみなさんに楽しんでもらいたい」と語り「(舞台を見た人が)“あいつあんなに頑張っているなら、年だなんて言ってられないな”とか、“63歳の若造が頑張っているならわしらも頑張らなきゃ”とか、小さな勇気につながっていただければ役者冥利(みょうり)に尽きます」と明かしました。
そして「自分のフィールドではない大冒険に出てしまって、地獄を見るのか天国を見るのかというドキドキしたところにいます」と現在の思いを明かしながら「役に挑める幸せだけを見つめながら頑張っていこうと思います」と意気込みを語りました。