【インタビュー】橋本環奈 マンガの実写化作品は「寄せすぎてもいけないし、やり過ぎだなと思われたくもない」
■「自分で納得してないとできないと思う」
マンガが大好きだという橋本さんは、これまでに『銀魂』や『キングダム』、『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』など、10作以上のマンガ原作の作品に出演してきました。
――マンガの実写化作品に出演する際に気をつけていることは?
アクションシーンもそうですけど、動いてみて、セリフを言ってみて、どうなるかっていうのは私の中で、その原作へのイメージで作り上げてはいます。そこが原作ファンの方と一致しない部分ももちろんあるとは思うんですけど。でも、自分がどれだけ原作を好きかとか、そこに対して読み込んでいるかとか、“思い”っていうのは大事なんじゃないかなとは思いますね。
――必ず原作を読んでから撮影に臨む?
作品のことが好きじゃないと、キャラクターが自分にできるかどうかっていうのを自分で納得してないとできないと思うので。今までやってきた実写化の中で、もともと(原作を)読んでなかったものはないですね。
――マンガの実写化作品で演じる際の苦労は?
セリフの言い回しだったりとか、自分が言いやすいように直せない場合が多くて。原作に忠実に自分もやりたいし、普段の話し口調ではないしゃべり方をしたりとかもするので、その自然な作り物感がないリアルさというのは大変なんじゃないかなとは思いますね。
――橋本さんは原作のキャラクターに近づけていくタイプ?
うーん、どうかな? どっちもですかね、そのバランスというか。(原作のキャラクターに)寄せすぎてもいけないし、やり過ぎだなと思われたくもないしっていう。そこは自分で、もうちょっとここを崩していいかなっていう曖昧な表現というか。そこはバランスを見てっていう感じですかね。
――客観的な視点も必要?
そのキャラクターが客観的にどう見えるかっていうのもありますし、その作品においての立ち位置っていうのは考えたりしますね。
■アクションは…「生傷が絶えなかった」
現在公開中の映画『バイオレンスアクション』で橋本さんが演じたのは、昼は専門学校生、夜は指名No.1のスゴ腕の殺し屋、主人公・菊野ケイ。橋本さんはこの作品で、ワイヤアクションを中心に本格的なアクションに挑戦しました。
――役作りで気をつけたところは?
“殺し”を楽しんでないことっていうのってすごく大事だなと思っていて。あとは戦っている時にニヒルに笑い過ぎないというか。淡々と仕事としてこなしていく姿っていうことを意識して、アクションとかもやっていました。
――撮影で一番大変だったのは?
結構、生傷は絶えなかったんですけど、ワイヤアクションとかは自分の力ではないのに動かされるわけじゃないですか。だから、そこに体がついていかないといけなくて。そのワイヤアクションでちょっとむち打ちになっちゃって、その時が一番大変でしたね。動かなきゃいけないけど、体が動かないみたいな。立ち上がれなくなっちゃって、すごく元気なのに…。
■“整理収納”が得意「お困りの方は頼んでいただけたら」
――映画にちなみ、橋本さんが“指名No.1”になりたいものは?
“整理収納”ですかね。私、本当に『アドバイザーになったら?』って周りから言われるぐらい(整理収納が)得意で。人の家とかも片付けたくなるんですよ。友達の家とか遊びに行って、勝手に置き場を変えたりとか。勝手にっていうか一応言うんですけど、“ちょっと気になるから変えてもいい?”って言って、友達に。それで、褒められることが多くて。とにかく収納を増やすことが得意なので、お困りの方は頼んでいただけたらなと思います。
■「海沿いを走りたい」バイクや船舶にも興味!?
――今後チャレンジしたいことは?
車、ドライブがすごく好きなんですけど、いつかは(普通自動車免許)AT限定解除をしたりとか、あと“バイク”も運転できるようになりたいなって思っています。
――バイクは大型?
大型ってカッコいいなって。でも多分、持ち上げられないといけないじゃないですか。持ち上げられる気がしないんですよね、大型バイクとか。だから、もう中型とか、バイクの運転をしてみたいなって思います。
――どこに行きたい?
海沿いを走りたいですね、ドライブで。基本、運転がすごく好きなので、“大型トラック”とか“船舶”とか何でも運転できたらしたいなっていうのはあります。