映画『SLAM DUNK』インタビュー 安西先生の名言にちなみ“諦められなかった瞬間”は…
■名言の宝庫『SLAM DUNK』 キャスト陣が“諦められなかった瞬間”
神尾:諦めが悪いから、この業界にいるようなものなので。
仲村:『THE FIRST SLAM DUNK』の一番始めの収録に向かう時に、作品も大きいし、みんなのイメージもかなり付いている作品ではありますし、いろんなことを考えすぎちゃって「どうしよう」状態になったんです。その時に、井上監督が当日いらっしゃって、「こうやって今会話をしているような声が、僕にとっては宮城に聞こえるんで、仲村さんそのままでやってほしいんです」って言われた時に、僕の中で「ここでできなかったら本当に試合終了になっちゃうぞ」っていう気持ちで行ったんだけど、すごくあの言葉でもう余計な何か鎧みたいなのがボロボロボロと取れて、本当に誠実にこの試合に挑むことができたんで、(井上監督の言葉は)すごい僕にとってはありがたいお言葉でした。
笠間:我々の業界ってどこまでもチャレンジとそのチャレンジしたことに対して、いろいろ復習をしたり、そういう場面は多いからこそ、基本的に諦めないっていうマインドでずっといるので、お仕事に関しては。ただ、自分の日常生活では諦めちゃうことが多いです。いろいろ「いっか」みたいな(笑)ただ、仕事の面においては、本当にこの「SLAM DUNK」っていう作品もそうですけど、仕事の面においても諦めない。前を向いていく。さっき宗悟くんが言いましたけど、「自分の力を信じるっていうその自分でいいんだ」っていう場面に出会えることも、すごく幸運なことなんですけどね。そういうお仕事に出会えること、そういう現場に出会えることも幸運なことなんですけど。でも、やっぱり自分っていうものを一つ置いて、その心を持ってこの業界にいるので諦めない。自分の力を信じるっていうマインドで本当にみなさんいると思います。
■日常生活で“諦められなかった瞬間”
――日常生活の中ではいかがでしょうか?
三宅:筋トレですね。
仲村:おのれとの戦いですからね。
三宅:僕、先月あたりからジムに行き始めまして、やっぱり根っこの体力が落ち始めてきてるんで。
仲村:なにで感じるんですか?
三宅:もう歩いているだけで(笑) スタジオにまさに行くまでで、今まで感じたことないくらいの疲れを感じるわけですよ。これはいかんと思って、先月からジムに通ってですね。マシントレーニングとかして見てるんですけど、だいたい10回目あたりで上がらなくなるんですよ。いろんなものが!
神尾:いろんなものが(笑)
三宅:その時にふと浮かぶんです、「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」って。それで「うお~~~!」って上げるっていう。
木村:メチャメチャあるでしょ、日常だったら。何回頭の中で安西先生が語りかけてくれるんだっていうくらいあります。例えば、お手洗いとかで。
神尾:トイレットペーパーがなくなったりとかね。
木村:「あ、終わった」みたいな。1ターンくらいしかないこのトイレットペーパーで拭くじゃない? そこで、「あきらめたらそこで試合終了…」って。あるでしょ?
三宅:桜木!(笑)
仲村:芯のほうもいけるかもしれないからね。
木村:そう! ただ、時々芯ないトイレットペーパーあるでしょ?
神尾:きれいになくなるやつね!
三宅:やっぱり、ばかもんどもですよ(笑)
■キャストが語る続編への期待
本作は、5月10日時点で、国内興行収入140億円を突破し、観客動員数974万人を記録しています(配給会社発表)。人気ぶりは日本だけにとどまらず、韓国や中国など海外でも“スラダン”旋風を巻き起こしています。
――ロングランヒットを記録している本作ですが、ずばり!続編への期待はありますか?
仲村:続編はもう期待していますね。あったらいいなって僕らも思います。