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劇場版『名探偵コナン』、4年ぶりの応援上映を取材 思い思いのかけ声やツッコミ飛び交う

2023年5月27日 22:20
劇場版『名探偵コナン』、4年ぶりの応援上映を取材 思い思いのかけ声やツッコミ飛び交う
『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』全国東宝系にて公開中 (C)2023 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
現在公開中の劇場版『名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)』。劇場版『名探偵コナン』シリーズで初めて興行収入が100億円を突破する中、約4年ぶりに発声可能応援上映が開催されました。今回、自動制御ペンライトの演出が加わった客席の様子を取材しました。

本作は、東京・八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設『パシフィック・ブイ』を舞台に、江戸川コナン&灰原哀と、宿敵・黒ずくめの組織との大迫力の海上決戦が描かれます。映画配給会社によると、公開から38日間で、観客動員827万人、興行収入117.3億円を突破したとのことです。

■“ブルー”や“パープル”など 会場全体がキャラクターのイメージカラーに

今回の応援上映は、専用の自動制御ペンライトを会場に持参すると、ライトの色が本編のセリフ・音楽・効果音などの演出に合わせ自動で変化する、映画業界での実施は世界初(配給会社発表)という、発声可能応援上映です。

例えば、『江戸川コナン』はブルー、『灰原哀』はパープルというように、キャラクターごとにイメージカラーがあり、そのセリフにあわせ、ペンライトの光が変化します。

そのほか、電話が着信するシーンでは、発信者のキャラクターのイメージカラーに変化するなど、セリフだけでなく、音にも合わせて細かく色が変化するようになっています。

さらに、本作の見どころでもあるアクションシーンなどでは、ペンライトがランダムに輝き出したり、一転してライトが消え、真っ暗に静まり返るなどの演出が加わり、より一層作品を彩ります。

■キャラクターの行動、セリフに独特なかけ声やツッコミも

光の演出だけでなく、応援上映で特徴的なのは、観客からの応援やかけ声です。上映中は、観客がタイミングを合わせ、名セリフ「真実は、いつも、ひとーーーつ!!」をコナンと一緒に叫んだり、推しキャラクターが登場する場面では「哀ちゃ~ん!」「ジン~!」と名前を呼びかけ、「かわいい」「かっこいい」「やさしい」といった声援を送っていました。

中には、「おいしいの?」「ほんと?」と質問をしたり、「タイミングよすぎ!」とツッコミをいれるファンも。上映開始前から終了まで、思い思いにキャラクターを応援し、応援上映を楽しんでいました。

■約4年ぶりの応援上映にファン歓喜「今までできなかったのができた」

作品の舞台が海上ということで、シュノーケルゴーグルを持参した20代のファン2人は「4年間押さえていた感情を表に出せるっていうのがすごく最高でした」「思いっきり声出してペンライト振ったりとか、そういう今までできなかったのができてめちゃめちゃ楽しかったし、他の方もおもしろいかけ声とか出していてめちゃめちゃ楽しかったです」と振り返りました。

初めて応援上映に参加したという別の20代のファンは、「みんなで同じ気持ちを共有するっていうのが強かったかなって思います。盛り上がるところは盛り上がって、ちょっと泣きのところはみんなで泣きモードになっているとか、そういう気持ちが共感できるのが応援上映のいいところかなって思いました」と笑みを浮かべました。

また、自動制御のペンライトを持って参加したことについては「自分の好きな色に変えられるっていうのも、好みが出ていいかなと思うんですけど、変えるのに集中しちゃうところもどうしても出てくると思ってたので、それが自動制御になっていると、自分は画面にも集中できるっていう。手元いじっていて見られないとかならないので、そこがよかったなって思います」と教えてくれました。

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