【ディズニー】“大きな方向性は変えない” 1983年の開園から続くクリスマスイベントのこだわりを取材
11月15日にスタートした『ディズニー・クリスマス』。東京ディズニーランドやシーでは、エンターテイメントブログラムや装飾などがクリスマスムードを盛り上げます。イベントに携わるコンテンツ開発推進部の天津真以さんは、今年のテーマについて「心温まるクリスマスを大切な人と過ごしていただきたいと思いますので、パークそれぞれの特徴をいかしたクリスマスイベントを開催しています」と語ります。
■スタートは1983年 41年続くクリスマスイベント
ディズニーランドでクリスマスのスペシャルイベントがスタートしたのは1983年、開園の年です。開園当初は約2週間ほどの開催でしたが、反響を受け、徐々に期間を延長。いまでは1か月以上にわたって開催されています。
■“求められる価値があまり大きく変わらない” 大切にする思い
毎年恒例となり、41年続いているこのイベント。天津さんは「クリスマスは他のイベントの時期に比べて、ゲストの皆様が東京ディズニーリゾートに求められる価値があまり大きく変わらないのが特徴」だといい「温かい気持ちを感じたいですとか、特別な日にしたい、そういった思いをより感じていただけるように、パークらしいクリスマスをお届けできるように意識しています」とこだわりを明かします。
あえてあまり大きな変化を出さない。クリスマスイベントのイメージを作り出すため、ディズニーランドのワールドバザールと、ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントに設置されているクリスマスツリーは、どちらも開園した年から、毎年設置しているといいます。(ディズニーランドは2020年と2021年、ディズニーシーは2020年から2022年は新型コロナの影響もあり設置なし)
毎年来ているという家族は「わくわくする。毎年動画とか写真撮って、見返して思い出になる」と語り、母親と来園した中学生は「かわいらしい飾りで雰囲気が魅力」と笑顔を見せました。さらに、幼い頃から数え切れないほど来園しているという姉妹は、「パレードが大好きで毎年来ています」と笑顔で語りました。さらに、毎回クリスマスツリーの前で写真を撮っているといい「飾り付け全部がきれいだから、冬来た! という感じでわくわくする」と語りました。
■一方、新たな試みも…
今年、東京ディズニーシーでは新たなアトモスフィア・エンターテイメントがスタートしました。不定期に開催されるアトモスフィア・エンターテイメントでは、クラリネットとアコーディオンでクリスマスの音楽を奏でる3人組『ホリージョリートリオ』や、スペシャルバンド『ホリデーワンダーバンド』などが登場します。
天津さんは「クリスマスならではの心温まる雰囲気の中で1日を過ごしていただき、たくさんの思い出を作っていただくことで、ゲストの皆様の“また来たい”につながっているのかなと思います」と語りました。