【裏側を取材】ディズニー新ショー、制作期間は約2年 映像と特殊効果で作り出すこだわりとは
■東京ディズニーランドの新ナイトイベント『Reach for the Stars』とは
『Reach for the Stars』は、音楽に合わせてシンデレラ城に映像が投影されるプロジェクションショーです。暗闇に映し出される歴代のキャラクターたちが、大空を舞台に冒険を繰り広げる様子が描かれています。
ショーでは、キャラクターが弓矢が放つとそれに合わせて花火が打ち上がるなど、映像と音楽、さらに特殊効果が一体となっています。ショーを見た来園者は、「シンデレラ城の花火がマッチングしていてとてもきれい」「スケール感が全然違うなって印象」と感想を語りました。
■世界各国の専門スタッフが集結 ディズニーのこだわりとは
ショーが報道陣に公開される3日前、閉園後のパークで最終リハーサルが行われました。その様子を見ているのは、制作に携わった“ウォルト・ディズニー・イマジニアリング”のメンバーです。
担当者によると、今回のプロジェクトは映像担当、音楽担当、特殊効果担当など、世界各国から100人以上集まった専門スタッフが手がけており、制作には約2年かかっているとのことです。なかでも特にこだわったのが、映像と特殊効果の一体感だといいます。
例えば、アラジンが魔法のじゅうたんで空を飛ぶシーン。“フォグ”と呼ばれる人工の霧が映像と合わさるように、色味や質感、量などを計算して作られ、2つが交わることでより没入する感覚が得られるとのことです。
担当者は「ショーは常にモニタリングされています。特殊効果にも個性があり、完璧な状態で出すようにしています」とコメント。アメリカやフランスにあるディズニーランドの城を使って何度も調整をしていったといいます。
そして、「我々は、常にゲストのためにということを大切にショーを作っています。特殊効果はあくまでストーリーを強化するもので、どうはめてステキな流れを作るか、ゲストがストーリーに没頭できるかを考えています」と思いを口にしました。
(9月19日放送『news zero』より)