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比嘉愛未「親子関係っていろいろとぶつかったり」 三浦翔平も共感 家族問題を描く映画でW主演

2023年9月8日 22:10
比嘉愛未「親子関係っていろいろとぶつかったり」 三浦翔平も共感 家族問題を描く映画でW主演
映画『親のお金は誰のもの 法定相続人』舞台挨拶(左から)ビッケブランカさん、比嘉愛未さん、三浦翔平さん、田中光敏監督
俳優の比嘉愛未さん(37)と三浦翔平さん(35)が7日、東京・新宿で行われたダブル主演映画『親のお金は誰のもの 法定相続人』(10月6日全国公開)の完成披露舞台挨拶に、主題歌を担当したシンガー・ソングライターのビッケブランカさん、監督の田中光敏さんとともに登壇しました。

映画は、“相続”と“家族”を軸に、少子高齢化社会といわれる今、向き合うべき制度である“成年後見人制度”の問題を描きながら、時価6億円といわれる真珠を巡るある家族を描いた物語です。比嘉さんは三重県伊勢志摩で真珠の養殖を営む両親をもつ、三姉妹の三女・大亀遥海を演じ、三浦さんは認知症の疑いがある遥海の父親の成年後見人として大亀家に関わる弁護士・城島龍之介を演じています。

比嘉さんは自身が演じた遥海という役について「実は自分と似ている部分もあって。わたし自身も、親子の確執とまではいかないですが、親子関係っていろいろとぶつかったり、誤解をしてしまったりということがあるじゃないですか。そういった自分の中にも記憶にある感情を掘り返しながら、役に向き合いました」と、演じていて苦しかったことを明かしました。

三浦さんも「人それぞれ、いろんな葛藤や過去、トラウマなどを抱えて生きていると思うんですけど、(自身が演じた)龍之介という人物は、その中のひとつを抱えて生きている人間なので、自分自身でも気付いていないこと、または気付いてるんだけど、気付きたくないという葛藤の中で龍之介を演じていたので。けっこう演じていてしんどかったんです」と比嘉さんに共感する場面もありました。

さらに、劇中では、“時価6億円”の値打ちがある真珠をめぐる騒動が描かれることにちなみ、“もし6億円があったら何に使うか?”という質問に比嘉さんは「わたしはいりません」と言いつつ「そんな大金を手にしたら、自分の人生が壊れてしまいそうで。でももしそんな大金を手に入れるとしたら、環境保護に使いたい。あとは今回、伊勢志摩の方にたくさんご協力をいただいたので、その恩返しとして、地産地消などを応援できるようなことにまわせたらなと思います」と回答しました。

一方、三浦さんは「今、日本の海で6億円の真珠というのはほとんどつくることができなくなっているんです。これはなぜかというと、海が枯れてきていることなんです。人間が排出するものによって、どんどん海が死んでいっているからなんですよね。これが本作の裏テーマとしてあるんですけど、やはり今回、三重県にお世話になったので。三重県の真珠づくりに全部」と語ると、会場からは“おお!”と声が起こりました。すると、「ごめんなさい、(三重県には)3億円で」と答えながら「残りの3億円は、監督の新しい作品に!」と言い直すと、会場からは大きな拍手が鳴り響きました。